Q.YUPCって何?
Q.危なくないの?
Q.どんな順序で飛ぶの?
Q.お金はどのくらい掛かるの?装備は必ず買うの?
Q.体力は必要なの?
Q.どこで活動してるの?
Q.どこで活動してるの?
Q.いつ活動してるの?
Q.行事とかはあるの?
Q.飲みサーなの?
Q.興味があるんだけど、どうしたらいいの?
よくある懸念
Q.◯◯だけど飛べる?
Q.YUPCって何?
A.Yamagata University Paraglider Club=山形大学パラグライダー部です。(大学公認)
パラグライダーで空を飛ぶことを主な活動として、
外部の専門スクールに所属し教習を受ける形で活動しています。
私たちは、山形県南陽市にあるパラグライダースクール
ソアリングシステムさん指導のもと、約30年に渡り活動しています。
東北芸術工科大学の学生も一緒に活動しています。
Q.危なくないの?
A.プロのインストラクター指導のもと、安全な装備で飛ぶので大丈夫です。
私たちのホームエリアでは重傷・死亡事故は一度も起きていません。
危険要因と対策を2つに分けました。
①物理的要因について
まず、パラグライダーはいきなり落っこちたりしません。
詳しい原理はさておき、一度飛び立てば居眠りしていても着陸するように出来ています。
耐久性や安定性も、厳しい審査を通った規格品です。
「パラグライダーがいきなり落ちるかも…」という不安は
「自動車のタイヤがいきなりもげるかも…」レベルの
”まず考えなくていい心配事”です。(語弊があります)
飛行速度が遅いのも特長です。
これは離着陸時もスピードが出づらく、ケガをしにくいということです。
万が一に備え、緊急用パラシュートも装備しています。
これもやはり私たちのホームエリアで使用した人はいません。
②人的要因について
一通りできるようになるまで常にインストラクターが見ています。
プロの指導で順を追って練習し、危ない気象条件ではそもそも飛ばない。
これが人的要因の安全対策です。
危ない要素がある分、危なくないように対策しています。
実のところ、スリルを求めてパラグライダーをしてる人はほとんどいません。
老若男女問わず楽しめる、とても穏やかなスカイスポーツなんです。
だし、やはり100%の安全は保証できません。
擦り傷、打撲など他のスポーツと同程度のリスクはあります。
Q.どんな順序で飛ぶの?
体験タンデム▶練習タンデム数本+地上練習▶ソロフライト という順序です。(約3日~)
まずは山に来て見学またはタンデム(二人乗り)体験飛行をしてもらいます。
その上で始めたいと思ったならば、スクールに入校し練習を始めます。
タンデムでの操縦練習数本と地上操作練習を経て、初めてソロフライトができます。
その後、前途のようにのパイロットを目指すのが常です。(約1年半~)
上達すれば
等様々な楽しみ方ができます。
全国/全世界で様々な競技会もあります。
Q.お金はどのくらい掛かるの?装備は必ず買うの?
A. 本格的に始めれば月2万円~です。装備はある段階で買い揃える必要があります。
最も多い質問のひとつで、ポイントを2つ挙げます。
①講習料は期間限定
特にお金が掛かるのは『パイロット証を取得するまで』の期間です。
一般的なペース(4日/月)で飛ぶと、年13万円(≒月1万円~)の固定費用が掛かります。
このうち6000円程度は「パイロット課程の講習料」のため、パイロット証取得は発生しません。
パイロットの出費はどれだけ飛んでも月5000円程度です。
②装備購入はしばらくしてから
最大の費用である必要装備の価格は、新品一式で60万円弱です。
ただし始めてから購入までにはしばらく時間があります。
基本的にレンタル(月1万円)で始めて、パイロットになるまでには自分の装備を購入します。
上記の「月2万円」は「①の固定費用1万円+装備レンタル費用1万円」の数字です。
購入すればこの倍以上となるでしょう。
お金は確実に掛かりますが、まずは飛びたいと思った気持ちを大切にして欲しいです。
ただ、面白いことに機体購入者の半数は性能を求めて2機目に乗り換える傾向にあります。
Q.体力は必要なの?
A.ジョギングができる程度の体力があれば大丈夫です。
上手に飛ぶには知識や技術の方がモノを言うので、
年齢や性別に関係なく楽しめるのもパラグライダーの特長です。
実際、学生大会クラスでは男女無差別で競技が成立しています。
Q.どこで活動してるの?
A.普段は山形県南陽市の南陽スカイパークで活動しています。
小白川キャンパスから車で40分、米沢キャンパスから25分くらいです。(ページ下部に地図)
部車/個人車、または電車で行きます。自転車で行く人もいます。
山では、パラグライダー用に整備された山頂からから飛び立ち、
サッカーコートくらいの着陸場に狙って着陸します。
合宿や大会では秋田男鹿半島、鳥取砂丘や、果ては台湾まで行けます。
全国各地でグルメが楽しめるのも特長です。
Q.いつ活動してるの?
A.主に飛べそうな天気の休日です。(頻度は平均・月6日くらい?)
週末の基本的な流れ
①木曜日 天気条件確認と参加申請
②金曜日 メンバー/配車の確認
③土/日曜日 朝に南陽市へ移動し天気に合わせフライト/地上練習/学科教習
夕方に帰宅、またはスクール宿舎やキャンプで宿泊(各自選択)
日々の活動は自由参加です。
各々が飛びたいとき、飛べるときに飛びます。
部の動きと関係なく、平日に勝手に通ってもOK。
早朝から朝練をしたり、アルバイトに合わせて早く帰ることもできます。
ちなみに雪の深い山形ですが、パラグライダーはオールシーズン飛べます。
Q.行事とかはあるの?
A.年間で様々な行事があります。基本的に自由参加です。
4月 新歓、花見
5月 弘前花見(青森)、河川敷BBQ
8月 夏祭り、海キャンプ、寒風山合宿(秋田)、学生選手権(新潟)
9月 砂丘合宿(鳥取)
10月 芋煮会
11月 新人戦、パラグライダー/ハンググライダー混合大会(ホーム)
12月 クリスマス会、忘年会
1月 初詣
2月 スキー合宿(東北近辺)、朝霧合宿(静岡)
3月 追いコン、全国学生選手権(茨城)
Q.飲みサーなの?
A.いいえ。少なくとも「頻繁な飲み会や飲酒の強要等がある団体」ではありません。
部活動内で未成年飲酒等、お酒のトラブルが発生すれば
大学からペナルティが課せられます。最悪、廃部もあり得ます。
我が部はパラグライダーという本業がありますので、
リスクを追って飲酒の強要等をする意味がありません。
BBQや芋煮会などの行事は自由参加です。
個々の集まりは勝手に開かれています。
「部員同士が好きに飲んでいる団体」を”飲みサー"とするならば、飲みサーです。
Q.興味があるんだけど、どうしたらいいの?
A.こちらからご連絡ください。
詳しい説明、見学/体験についてご案内します。
パラグライダー部に入部時期の概念はありません。
そして入部時99%初心者=みんなスタートラインは一緒です。
年度途中や2年生以上で始める人も珍しくないのでいつでも誰でも歓迎です。
入部希望ではないけれど、一度パラグライダーで飛んでみたいという人も是非ご連絡ください。
手っ取り早い予約の手引や気象条件を考慮した日時の提案が可能です。
是非一度、見学/体験フライトに来てください!
よくある懸念要素まとめ
Q.◯◯だけど飛べる?
■高所恐怖症
A.きっと大丈夫です。パラグライダー部も99%は”高所恐怖症”だから。
というのも、高所恐怖症とは厳密には
「1m程度の高さでも身体が竦み動けなくなる」レベルだそうです。
一方で、2,3階以上の高さから下を見て恐怖を感じるのは当たり前。
これは命綱も無しにその場に”立っているから”です。
私たちが平気で空を飛べるのは、複数のベルトを締めた上で
飛ぶ為に造られたパラグライダーに”吊り下げられて”いるからです。
実際、パラグライダーで地上1,000mにいるよりも、脚立の上に立つ方がよっぽど怖いです。
というわけで、問題は高さよりも安心感の度合いだと思います。
実際、高さが怖くてやめた人はいません。
ちなみにジェットコースターのような「フワッと感」もありません。
■宮城県在住
A.問題ありません。
朝8時に山形大学小白川キャンパス等に来られれば大丈夫です。
宮城県在住のOBも居るので都合が合えば乗り合いも可能です。
■忙しい学部
A.個人の裁量次第です。
医学部やプロダクトデザイン学科で飛んでいる人もいました。
標準的なペースとしては月2日以上来られるとよいですが、
半年ぶりなんてことも多々あります。(来られない間はスクールを休校にできます。)
■兼部
A.問題ありません。
3つ兼部していた人もいます。
■体重が軽い/重い
A.40kg弱あれば大丈夫です。
パラグライダーで懸念されるのは、重さよりも軽さです。
下限体重は40kg弱で、足りない分は衣服や持ち物でなんとかなります。
重い分には駆け足で動ければ全く問題ありません。重さは強さです。
身長制限はありません。
■身体が不自由
A.ある程度対応可能です。
南陽スカイパークは”車椅子パラグライダー”の離着陸が可能です。
専用装備も備えており、身体障害があっても飛ぶことができます。
視聴覚等については日常生活に支障なければ問題ないと思われますが、ご相談ください。
■お金が無い
A.月2万円は出せないと厳しい。
前途のように、標準的なペースで飛ぶには月額換算で2万円以上は必要です。
気象条件的に飛びづらい冬~春の間は飛ばずに稼ぐなど、
費用を上手に抑える方法や短期間でパイロットになる方法はあります。
学生普遍の課題ですから、一緒にやり方を考えましょう。
■保護者が反対している
A.未成年は保護者の同意が必須です。
安全対策資料やQ&Aなどの説得材料を提供することはできますが、
最終的に保護者の方を自ら説得してもらう他ありません。
成人後は書類上は自由となりますが、同意があるに越したことはありません。
ショック療法として「保護者自身に飛んでもらう」手があります。
■日本語が不自由
A.英語で対応可能です。
特に体験フライトは離着陸の動作さえ理解していれば言葉が通じなくても問題ありません。
実際に、海外の観光客や留学生も沢山飛びに来ています。
■装備を持っている
A.基本的に持ち込み装備は使用できません。
安全に関わる為、出処や使用履歴の証明できない装備は使用を認められません。
技量に準じて乗れる機体にも制限があります。
このあたりが明確な場合はご相談ください。
ただし、安全性に影響のない計器類等は使用可能です。
活動場所
山形県南陽市 南陽スカイパーク